|
|
新宿生活館の結婚式
|
|
~ 地方の公民館、新しい結婚式の参考に ~
新宿生活館の結婚式は、日本古来のしきたりと、人前形式と、教会の式との三つをミックスした新しいやり方といえます。
その合理的で簡素な結婚式は、多くの反響を呼び、昭和二十六年五月の開設以来、年間1000組も突破し、結婚月には抽せんによるほど、という盛況であります。この方法は、地方の公民館、また新しい結婚様式の参考になると思います。
式場は二〇坪の広さ、赤いカーペット、グリーンの幕、はなやかな中に落ち着いたふんいき、正面に日の丸の旗が掲げてあり、その前中央テーブルに、婚姻届の入ったハトロン紙の封筒、生活館の記念帳、すずり箱、右には美しく花が生けられ、左には三方に杯一個と銚子がおかれてあります。そして正面を向いて、新郎(右)、新婦(左)、そのうしろに媒酌夫妻、右側には新郎側、左側には新婦側の親族関係者が並び、入口近くに司会者(都職員)が控えております。この式は、司会者が順次指導してくれますから、そのさしずに従えぱよろしいのです。
式次第
参列者入場
司会者の介添えによって入場、着席。
司婚者入場
館長が、司婚者として、この式をつかさどります。
新郎新婦入場
結婚行進曲のメロディーにつれて、新郎新婦、媒酌夫妻が入場、指定の席に着きます。このとき司会者のことばに全員起立して迎えます。
婚姻届に新郎新婦が署名捺印
司会者の「窪田、坂本様のご結婚式を行ないます。館長前までお進みください」のことばに新郎新婦は正面テーブルに進み、用意のペンで新郎、新婦の順に婚姻届に署名捺印。
生活館記念帳に署名
次に、ここで挙式の人たちの記念帳に、それぞれ毛筆でサインします。
夫婦契りの杯
館長、つまり司婚者が銚子を持ち、司会者が三方を持って、新郎新婦の前に進み、夫婦の契りの杯をしますが、一つの杯に三献ついで、まず新婦、次に新郎、新婦の順に飲み納めます。
誓いのことば
誓いのことばは、自分たちが作ったのでもよく、生活館にも誓いのことばを刷ったのもあります。それに両人の署名をしておいて読みあげます。新郎一人で読んで、最後の名前のときに新婦は自分の名をあげてもよく、二人でいっしょに読みあげてもよろしいのです。
お祝いのことば(館長)
別掲のようなお祝いのことばが、館長から述べられます。
乾杯(全員)
お祝いのことばが終わると、参列者全員にお祝いの酒が配られ、「おめでとうございます」との館長のことばに、一同唱和して乾杯。
「これをもちまして、お二人の結婚は、とどこおりなく、めでたく終了いたしました。皆さま、おめでとうございます。これからお二人の記念撮影に移ります」との司会者のことばに、ウェディングマーチ演奏のうちに、司婚者、新郎新婦、参列者の順に退出。以上約二〇分。
お祝いのことば
きょうのよい日に、おご方の合意にょってご良縁が成立し、新しい人生へと出発されますことを心からお喜び申し上げます。結婚は、人格と人格との理解による結合でありまして、夫と妻が同等の権利を持つことを基本とし、お互いの協力によって、その関係が維持されなければならないことは、憲法の示すところでございますが、その基盤となりますものは、お二方の永久に変わることのない愛情と誠実とにあると存じます。ご夫婦は、常によくいたわり合って、意義ある生活をつづけられ、明るく清新なご家庭を建設され、ひいては、それが健全な社会の発展へとっながりますよう、ご期待申し上げまして、お祝いのことばといたします。
|
|